80年代後半〜シブカジからの流れでアメカジが登場
アメカジとは、アメリカンカジュアルの略称、和製英語。
80年代後半より、渋カジの流れで流行、90年代初期の渋谷を席巻した。
一般的にアメカジと言うと、SCHOTTの618などのライダースやVANSONの革ジャン、ブーツカットにREDWINGのエンジニアブーツ、ゴローズのフェザーやイーグルなどのアクセサリーにコンチョベルト、オーバーベルトにメディスンバッグというバイカー的な90年代初期のハードなアメカジを指す。
他にも、A2、N-3B、N-2B、MA-1、M-65などのフライトジャケットや軍パンなどの軍モノを組み合わせたミリタースタイル、チャンピオンの前Vやカレッジモノのスエットやパーカーなどに、リーバイス501XX、BIG-E、NIKEのエアジョーダン1STやダンク、コンバースチャックテイラー(CT70)やジャックスター、オールスターなどを合わせた古着スタイル、アメリカの30s、40s、50sものなどのヴィンテージスタイルもアメカジに含まれる。
他にはスタジャン、スカジャン(スーベニアジャケット・ベトジャン)、ウエスタンシャツ、カバーオール、チノパン、ウエスタンブーツなどを合わせたスタイルも含まれる。
現代では、カーハートのデトロイトジャケットやアクティブジャケット、ディッキーズ874やBEN DAVISのフリスコなどのワーク系の古着もアメカジと呼ばれる。
サーフスタイル スケータースタイル
カリフォルニアから生まれた、サーフスタイルやスケータースタイルも一部アメカジと組み合わされた。
80年代後半から90年代にかけて爆発的に人気になった「Stussy」や「Jimmy’s」のサーフ系、80’sの「Powell Peralta」や「Santa Cruz」に「VANS」のスニーカーを組み合わせたカリフォルニア的なスタイルも流行した。
それらはその後の90年代のストリートウェアブームやGOOD ENOGHやアンダーカバーなどの裏原ファッションに大きな影響を与えた。